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Coburg / コーブルク (2017/10)

この日のミュンヘンは朝から嵐だった。 バイエルン州南部は午前中ずっと嵐の予報が出ていたので、 とりあえず嵐を避けて、北へ北へと電車を乗り継ぐこと片道5時間、古城街道の街コーブルクにたどり着いた。

ドイツの天気は変わりやすい。 日本だと、雨が降り出したら基本的に数時間は降り続いてることが多いが、 ドイツでは、雨が降ったり晴れたり、天気がころころ変わる。 ドイツでは、雲とともにさっとやってきて、さっといなくなる、そんな雨が多い。 京都の時雨に近い感覚なのかもしれない。 コーブルクに滞在している間も、雨と晴れが何度か繰り返された。

古城街道の石造りの街は、雨に濡れると重厚感が増す。 雨が上がって、太陽の光が射しこみはじめる瞬間がいちばん美しいと思う。

コーブルク名物の炭火焼きソーセージ。 ソーセージって炭火で焼くとこんなにおいしいのかと驚いた。 乾燥させた松ぼっくりの炭火で焼くのがコーブルクの伝統だ。

丘を上ったところにあるコーブルク城塞。

落葉の季節の嵐のあとの山道。

帰りにニュルンベルクの駅でこんなものを手に入れた。 10月27日〜11月1日専用の時刻表。50ページある。 なぜこんなものが必要になるかというと、線路の工事に伴う迂回運転、バス代行輸送、祝日ダイヤ、 サマータイム終了などが重なって、1日ごとに違うダイヤを組む必要が出たため。 ニュルンベルク17:10発の快速に乗ったのだが、 ドナウベルトからアウクスブルクまで大きく迂回してミュンヘンへ。 迂回運転のせいで本来の停車駅に寄れなくなったので、ミュンヘンまでノンストップという大胆なダイヤ。

Sigmalingen / ジグマリンゲン (2017/7)

ドナウ川の上流部にある街、ジグマリンゲン。 ドナウ川のほとりの岸壁にジグマリンゲン城が聳える。 12世紀には建っていたらしく、時代を感じさせる立派な古城だ。

Hirsau / ヒルザウ (2017/4)

ヘルマン・ヘッセの故郷カルプのひとつ隣の駅がヒルザウ。 このとてもとても小さな山間の集落には、廃墟化した修道院がある。 9世紀に創建されたベネディクト会の修道院で、 17世紀の大同盟戦争で破壊され、そのまま放置された修道院だ。

放送大学の芸術論の講義で、青山先生が「廃墟の美」について語っておられた。 自然美と芸術美について論じるコンテキストのなかで、 「廃墟の美」とは、人間が創りだした「芸術美」に対して、 長い時間のなかで建築物が風化する過程で自然が創りだした「自然美」が重なり合うことによって廃墟の美は成立する、 という論旨だった。 この修道院には「廃墟の美」がある。

マウルブロン修道院のところでも述べたが、 ベネディクト会の修道院は、装飾性をいっさい排除するかわりに、窓から降り注ぐ光の動きで世界が表現される。 その姿は廃墟になったあともしっかり残っている。 晴れ間がのぞくと、音もなく光がそっと射し込んできて、朽ち果てた廃墟に光の帯を作り出す。 どこまでも静かな美しさだ。

Heilbronn / ハイルブロン (2017/4)

古城街道の都市。

もともと行く予定はなかったのだが、マウルブロン修道院に行くときに乗る電車の方向を間違えて辿り着いてしまった。 とくに何か見るところのある街という感じではなかったが、 ヘッセの「車輪の下」でハイルブロンが描かれているページを繰っているときにちょうどこの街に着いたので、印象深い。

Heidelberg / ハイデルベルク (2017/4)

古城街道の有名な観光都市。ハイデルベルクの街はとても美しい。 街並みも美しいが、ネッカー川の景観が素晴らしく、深緑色の水面に対岸の新緑の萌木色が淡く映る。 そこにハイデルベルク城とアルトブリュッケの赤茶色が混じる。

唯一の難点は、ハイデルベルクの街は東西方向に長く、しかも駅から旧市街までが遠いので、歩いて回るのが大変なこと。

ハイデルベルク城は多くの部分が廃墟化している。 中世の城郭は、きれいに保存されているものより、朽ち果てているもののほうが好きだ。

ハイデルベルク城とアルテブリュッケの夜景。 この写真を撮るために、午後9時まで待った。 雨がはらはら舞っていた。

Kronach / クローナハ (2016/4)

古城街道の街。ミュンヘンからはけっこう遠く、電車で片道5時間近くかかる(が本を読んでいるので別によい)。 中世城郭都市としての街並みの保存状態が非常によく、高台に構えるローゼンベルク要塞はドイツ最大の中世要塞である。

古城は、雨に濡れているといっそう美しい。

ローゼンベルク要塞から見渡すクローナハの街並み。

春が訪れている。

Nürnberg / ニュルンベルク (2014/5)

古城街道の街、ニュルンベルク。 バイエルン州第2の都市で、旧市街も相当大きく、一日では回りきれないくらい見どころがある。

街のシンボル、ニュルンベルク城(カイザーブルク)からの眺め。 カイザーブルクは、いかにも古城街道の古城らしい、厳しい造りの要塞だ。

聖ローレンツ教会。

フラウエン教会の前の市場。ここで買ったプリザーブドフラワーは、家の玄関に飾ってある。

Passau / パッサウ (2014/5)

オーストリア・チェコ・ドイツの国境に位置する街、パッサウ。 小高い山の上には古城が聳えている。

パッサウに来た理由はこれを見るためだ。 ドナウ川、イン川、イルツ川の3つの河川が古城の麓で合流しており、 古城のてっぺんから見ると、3色の違う色を持つ川が混じっていくのが見えるのだ。

聖シュテファン大聖堂。教会オルガンとしては世界最大のパイプオルガンがある。バロック様式の装飾が見事。

Harburg / ハールブルク (2014/5)

ハールブルクの駅にやってくる電車は2時間に1本。 駅に降り立ったのはぼくひとり。 ここから高台の山に登って、ハールブルク城に行く。 5月の初夏のコントラストが美しい。

ハールブルク城の城郭の裏手にある小麦畑。

Würzburg / ヴュルツブルク (2013/4)

バイエルン州最北部に位置するヴュルツブルク。ロマンティック街道の起点になる街だ。

マリエンベルク要塞と旧マイン橋。

世界遺産に登録されているヴュルツブルク司教館。内部は荘厳なバロック様式。裏手の庭園が美しい。

Bamberg / バンベルク (2013/1)

古城街道に位置するバンベルクには、いかにも「古城街道!」という感じの立派で荘厳な建築物が立ち並んでいる。 旧市街が世界遺産に登録されている。 1日では歩いて回りきれないような見どころ満載の観光都市である。

橋の上に立つ旧市庁舎。

小ベネツィアと呼ばれる川沿いの風景。